2021/07/29
遅延型アレルギーとは
今年は北海道も暑い日が続いていますが、東京のべたべたする夏を知ってる私には、
日差しが強くてもカラッとしたこちらの夏は過ごしやすく感じます。
今年は暑さや様々なストレスで、体調を崩す方が多いかもしれません。
特にお腹(腸内)の健康を保つ事がこれからは特に大切だと思います。
昨年から胃腸の不調が続いた事もあって、先日食物アレルギーの検査を受けてきました。
これは一般的に知られる蕁麻疹やアナフィラキシーなどの即時型アレルギーではなく
遅延型アレルギーを見つけるものです。
遅延型アレルギーとは、食べた直後ではなく数時間~数日経った後に
だるさや眠気、お腹の張りなどアレルギーとはわかりにくい症状としてあらわれるものです。
アスリートが自己能力を高めるために検査することもあり、
テニスのジョコビッチ選手がグルテンの遅延型アレルギーで、
グルテン除去食にしてから集中力が増して、成績がどんどん上がったという話は有名ですし、
大リーグの大谷翔平選手は、最近卵に遅延型アレルギーがあることがわかり、
毎日食べていたオムレツを止めたという話もあります。
好きでよく食べているものに遅延型アレルギーがみつかることも多いようです。
私は卵白とエンドウ豆、それに大麦と醸造用酵母でやや強い陽性反応が出ました。
卵は卵黄よりも卵白で陽性に出やすいとのこと。
卵もエンドウ豆も毎日は食べませんが、気にしていなかったのでアレルギーがあるなんて驚きました。
問題は大麦と醸造用酵母です。
たしか大麦は麦芽の原料なので、まさにビールがダメということに、、、
お酒はあまり飲めないのですが、ビールは好きで少量ですがほぼ毎日飲んでいただけに
ちょっとショックでした。
アナフィラキシーや蕁麻疹などの強い症状をおこすわけではないので、
完全に除去するというより、自分の体質を知って
普段はできるだけ控えるようにするのが現実的ではないかと思います。
ストレスや添加物などで腸に炎症があると、
消化が不完全なまま吸収されて(リーキーガット)アレルギー症状がでやすく、
また腸の状態が改善すると結果も変わってくるようです。
食後や翌日のお腹の張りや異常な眠気、だるさなど感じている場合、
何らかの遅延型アレルギーを持っていることも多いので一度検査を受けて確認するのも
QOLの向上や健康管理に役立つと思います。
遅延型アレルギーは今のところ保険適応がなく自費扱いで、検査できる医療機関も限られますので
費用など確認してから行かれる事をおすすめします。

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